ハイアルコールはやっぱり浪漫に近い。
腕が鳴るというか、すごく醸造家の技術というか、格が出ちゃうんだろうなと最近思ってしょうがない。あんなに低アルコールビールを醸造したいと思っていた自分が、どのルートからこうなったんでしょうか。
ハイアルの難しいところは、やっぱり発酵のコントロール。イーストの量が少ないと、後からピッチし直すことになる。イーストの量が多かったり、propagationしすぎたスターターを投入してしまうと理想的なキレを見せてくれるかも知れないけども、高級アルコールはふんだんに出ちゃうはず。
高級アルコールは、長いラガーリングを経てフルーティーな香りに変わっていくルートは一応ある。でも、果たしてそんなことが本当に起きるのかは結局ブラックボックスな気しかしなくて。
いつまでタンクに入れるのだろうか。
熟成とは言いつつも、酸化だけが進んだら、「複雑」さだけで片付けることはできないのでは?
どうせならバレルに入れるか?でも、バレルの方がブラックボックスなのでは?
こうなると、じゃあOG1.040で作り直すかって弱腰にもなってしまいそうな自分もいる。浪漫を追いたい自分もいるし、怖い自分もいる。結局作るのは自分なんだから、自分で道を作るしかないのですが、うーん。
働くってこういうことなんだろうなあ(..)
動かないとね、とにかくひたむきに。
COMMENTS
コメントはまだありません。