ソムニロキスト【Peat Maltの使い方】
連敗から脱出した。
Peatというもの自体を知っている方はどれくらいいますでしょうか。ウイスキーをよく飲まれる方は、peatyという表現を聞いたことはあるかも。
消毒液とも、正露丸とも言えぬ匂い。どっちも食べたことないので、匂い(アロマ)ですか。
泥炭(でいたん、英語: Peat)は、泥状の炭で、石炭の一種。石炭の中では植物からの炭化度が少ない。石炭と泥の中途半端のような状態のものであると言える。見た目は湿地帯の表層などにある何の変哲のない普通の泥だが、可燃物である。採取して乾かせば燃料として使用できる一方で、山火事の延焼要因ともなる[1]。別名にピート、あるいは草炭(そうたん)とも呼ばれる。
wikipedia
これでpeatの説明は一旦終わりにして、醸造に話を戻します。
ソースを見つけることができない(本気で探してない)けども、以前peat maltは好きじゃないと色んな著名ブルワーさん達が言っている記事を読みました。
理由はちょっとした量を入れるだけで香りが支配的になって、嫌だ、と。
その名の通り、peatで燻したモルトなわけで、きっとアードベッグが濃縮した香りがするんでしょう。香り成分はguaiacol。寝言だしあんまり深いことは考えるのやめる。
とりあえず伝えたいことは、敬遠されがちなpeat maltsも使い方次第では化けるんだろうな、認識できました。
フォロワーさんからも「使うべきじゃないという姿勢はいかがなものか」と教えていただき、その通りだなと。ビールという多様性を受け止める液体に向き合ってるのに良くない姿勢でした。
で、どうしてそもそもそんな考えになったのかというと、GodSpeed Breweryのスモーキーなビール飲んだからです。
ものすごい芝っぽさなんだけど、奥行きやフェノリックさが作る分厚さに食らったわけです。
たまらずルークさんに聞いたら、「2%未満のpeat maltを使ってますよ」と。
なるほど。
peat malt も多分すごい色んな種類からピックアップしてたり、他のモルトバランスもすごいんでしょうな。
スタイル自体はESBっぽいような感じがベースなのかなと思ったけど、ほんとに微量から混ぜてみるとかは勉強になりそうですね。
もし実験でやるなら、まずはcold steeping からはじめるのが良さそうかなと。
冷水でpeat maltをfine grindして、水出しコーヒー用の容器にぶちこんで冷蔵庫にいれておく。量は50g/Lから初めてみて、6時間ごとに味わいの変遷をみてみるのはどうかな。
麦芽を抜いたあとに15分煮沸して、滅菌した容器の中で冷やしたら発酵中のビールにも添加できるし。
楽しそう。
以上!笑
「まずは1%のモルトバランスから」という心構えでなんでも使ってみるのが良いっていう話。寝言らしい🎈
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