NE IPA/Hazy IPA の特徴3つ【解説】
こんちには!!antelopeの谷澤です。
最近京都にもどってお引越しやあいさつ回りなどでめっきり更新頻度が下がってしまいました。
申しわけありません。
だんだんと温かくなってきて、今年のお花見シーズンも近づいてまいりました。
お花見シーズンと言えば、ビールはかかせないものです。
今年のお花見はクラフトビール片手にゆっくり、まったりQOLの高いものにしてみてはいかがでしょうか🌸
そうとなったらどんなビールを持っていこうか、と考えますよね。
そこで今回僕が推すのは、NE IPA というビアスタイル。
New England IPA の略ですが、クラフトビールが好きな方はビアバーなどでちらっと見たことがあるかもしれません。このビアスタイル。
知っている人も、初めて聞く人も、周りにクラフトビールをどんどん推したい人も、ここでNE IPA について詳しくなって今年のお花見に新風を吹かせてみてはいかがですか??
では、早速いきましょう!
NE IPA の基本
まずはざっくりとこのビアスタイルについて解説していきたいと思います。
New England IPA【ニューイングランド アイピーエー】や、
単純に NE 【エヌイー】などとも呼ばれたりするこのビアスタイルですが、名前を聞いただけではどんなビールか想像するのも難しいですよね。
でも味や見た目にとてもはっきりした特徴があるので、まずはそこをきっちり抑えていきましょう。
3つの特徴
NE IPA には、しっかりとした分かりやすい特徴が3つあります。
特徴①少ない苦みと強烈なホップ香
特徴②後味に感じるソフトな甘み
特徴③しっかりと濁った見た目
これが今回紹介するビアスタイルの特徴です。
それぞれ詳しく解説していきますが、手っ取り早く概要を抑えたいという方はひとまずこれだけで十分です。
ビールそのものの特徴はこんな感じですが、次は呼び名や歴史的なところについても触れてみたいと思います。
New England ってなんだ??
そもそも、
New England とはなんなのでしょうか。
England 【イングランド】は首都ロンドンを内包する国です。
イギリスの構成国の一つといった方がわかりやすいでしょうか。
このイングランドはウイスキー文化もさることながら、ビール文化もとても浸透しているはずです。
(行ったことがないので、実際の雰囲気はわかりませんが、、、)
どうしてそう思えるかというと、かの有名な黒ビール【ギネス】の発祥地のアイルランドと近いからですね。
アイルランドもイギリスの構成国の一つなので、その文化の恩恵を受けていないはずはないと思うんです。
また、最大の理由はかの有名な【バスペールエール】発祥の地≪バートンオントレント≫があるからでございます。
三角のマークは一度見たことがあるのではないでしょうか。
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ってことは、そのイングランドで作られた新しいスタイルだから New England っていうのか!!
と、僕も思っていました。でも実際には誕生の地はことイングランドではなくて、クラフトビール大国アメリカで作られたんです。果たしてどうしてアメリカなのにイングランドと呼称がついているのでしょうか。
実はアメリカ北東部??
ニューイングランドをいつも通り Wiki 大先生に聞いてみると、
ニューイングランド(New England)は、アメリカ合衆国北東部の6州(北から南へメイン州、ニューハンプシャー州、バーモント州、マサチューセッツ州、ロードアイランド州、コネチカット州)を合わせた地方である。中心都市はボストン。
とのことです。ちょっと想像つきづらいかもなので、場所を差してみます。
この地図の、ニューヨークから右側くらいのイメージですね。
本当にアメリカの最北東部の地域をまとめて、ニューイングランド地方と呼びます。
どうしてそういった呼び名になるのかというと、地図をすこし縮尺してみるとわかるかと思います。
イギリスが海をはさんで向こうにあるのが確認できたでしょうか。
実はこのニューイングランド地方というのは、イギリスの植民地域だったのです。イングランドの新しい土地ということでこういった呼び名がついたのではないかと思います。そして、今回紹介するNew England IPA もこのニューイングランドを指しています。つまり、このアメリカ北東部で産まれたビアスタイルが地方の名前を借りて、New England IPAと呼ばれるようになったわけです。
シャンパーニュ地方で作られたスパークリングワインだからシャンパンと呼ぶ、
てきなのと一緒ですね!
(本当はもっと厳密な定義がありまして、シャンパーニュ地方で作ったら全部シャンパンというわけではないですが、わかりやすい例ということで許してね✌✌)
バーモント州が産みの親??
では、実際にニューイングランド地方のどこで作られたものが有名になったのでしょうか。色んな意見があると思いますが、一つはバーモント州にある醸造所
The Alchemist のつくる Heady Topper
であるのは間違いないでしょう。こちらがそのアルケミストの場所ですが、地図を縮小してみて、ニューイングランド地方にあることが確認できましたでしょうか。
僕も実際に行ってみたことはないんですが、アメリカでも入手するのが非常に難しいビールだといわれたりもします。そんな素敵なビールを作っているのがこちらのブルワリーです!
Alchemist Beer - Brewery & Visitors Center in Stowe, VT
The Alchemist is a family run brewery specializing in fresh, unfiltered IPA. John and Jen Kimmich originally opened The Alchemist as a 60 seat brew pub in the village of Waterbury in 2003. After eight years of success and growing popularity, they decided to open a small production brewery.
こちらの Heady Topper というビールは、
2018年の Beer Advocate というサイトで堂々の4位を記録しました。
スタイルでいうと、アメリカンダブルIPAと書いてありますね。度数は8%で、柑橘系の香りが香るそうです。公式に画像があがってないので貼れませんが、このビールがニューイングランド系の元祖だという声も多く聞きます。しっかりと濁っていて、ホップのジューシーな香りで満たされるはずです。
手に入った方は、写真とレビューを共有していただけると嬉しいです!!🍺笑
日本で NE IPA を手に入れるには??
味の特徴や、見た目の特徴などをざっくりですが紹介してきました。
今回はどうしてそうなるのかは一旦置いておいて、
『よし!!飲んでみよう!』
となった方のために、どうしたら国内でニューイングランドIPAを購入することができるのか、または、どれがそういったものなのかを簡単に紹介したいと思います。
方法①
【近所の酒屋さんで『NE IPA 日本』『Hazy IPA 日本』といったワードで検索したビールがないか探す】
オーソドックスな方法です。しかし、実際にどうやって検索していいかわからない人も多いと思いますので、上記のように感じで、検索してみて興味があるものが酒屋にないか聞いてみるのが一番手っ取り早いです。NE IPA は濁っていることから『Haze IPA』『Hazy IPA』などと呼ばれることも大いにあります。また、ヘディートッパー【Heady Topper】なんかもスタイル名だとダブルアメリカンIPAとされていますので、
決してこう書いてなくとも見た目や味わいで NE だな!なんてなるビールもたくさんあります。
方法②
【通販で購入してしまう】
ぼく個人としては、多少の送料がかかるにしろ、たくさん買う余裕のある人はこちらの方法をおすすめします!Good Beer さんなどでは様々なビールが一本から購入することができますし、色んなジャンルのビールをチェックすることができます。
goodbeer | 1本から選べる、クラフトビールショップ |
1本から選べる、クラフトビールのオンラインショップ「goodbeer」。自宅に、実家に、パーティに。いつでもお好きなところにお届けします。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はここ最近非常に人気を博してきたニューイングランドIPA【NE IPA】についてビールそのものについて解説してきました!
ポイントは3つです。
特徴①少ない苦みと強烈なホップ香
特徴②後味に感じるソフトな甘み
特徴③しっかりと濁った見た目
この3点を抑えて、
今年のお花見はひとつNE IPAをもっていって『おっ!?』とみなさんの注目を集めてみても面白いと思います!🍺笑
次回は、もう少し詳しく、この特徴がどういった内容により生まれるのかを紹介していきたいと思います。
ではでは、みなさん。
週末にむけて冷蔵庫を通販を利用してクラフトビールをためこむ準備はよろしいですか?
おやすみなさい!
COMMENTS
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ああービールが飲みたいですう
コメントありがとうございます!!
好きなときに、好きなビールを飲む。これ以上の贅沢はないですもんね!